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G2にする場合の正式なUA値が分かる方法

太田(健康・高断熱住宅専門家) 太田(健康・高断熱住宅専門家)

Contents

    G2と言う断熱性能は、Heat20と言う大学の先生方や公的な機関の研究所の方々が集まってつくられた団体が策定した基準です。

    <参考>住宅シナリオと外皮性能水準(Heat20のサイトへ飛びます)

    実はこの基準、世の中でかなり流用されていますが、本来であれば建築場所によって目標とすべきUA値(家の断熱性能)が異なります。上の参考リンクで出てくる表は、日本をたったの7つに区分した基準にすぎず、これはあくまで目安となっています。

    本来であれば、どの県のどの市に住んでいるのかによって、気候は大きく違います
    そして、Heat20が目指しているのは、この気候に応じて最適な断熱性能として、目標としている室温をクリアすると言うところです。

    そして、Heat20のサイトではこの最適な断熱性能を知るためのツールが用意されています。

    Heat20における最適な断熱性能を知るためのツール

    Heat20で用意されているツールがこちらです。

    <参考>外皮性能水準地域補正ツール

    こちらが公式なツールとなっていて、ここから最適な断熱性能を検討することが可能です。
    まずは下記の画面から、建築場所の地域を選びます。

    地図やプルダウンから選択する方法で選べるようになっています。
    しかし、この方法だと地図にプルダウンに載っていない場所の場合、どうやって選べばいいのかが不明です。(実際には選ぶ方法が決められていますが、サイト上には載っていません。)

    さらに計算方法と設計上のUA値を入力すると、結果が算出されると言う仕組みです。

    こちらの画像が、結果の画面です。
    かなり見ずらい画面となっていますが、入力条件ではG2性能を満たしているようです。

    しかし、ここで満たされていない場合は、もう一度設計UA値を入力し直して、再度計算させる必要があります。

    このツールは、設計が終わった後にUA値がG2性能を満たすかどうかを確認するために作られており、そもそも目標のUA値を入力値を求めるような仕様にはなっていないため、最適なUA値を決めるのに非常に時間がかかります

    そこで、もっと簡単に目標のUA値を確認することが出来るサイトが登場しました。

    簡単に目標のUA値が求められるツール

    そのツールがこちらのサイトです。LIXILさんと言うメーカーさんが独自に作成されたサイトですが、Heat20においても使用が認められているようです。

    <参考>LIXIL 省エネ住宅シミュレーション

    最初にユーザー登録が必要ですが、登録さえしてしまえば、あなたの建築場所における最適なUA値を求める事が可能となります。

    ログイン画面から入ると以下の画面になります。

    こちらの画面から、「新規物件作成」を押下します。すると、以下のような画面に遷移します。

    ここで、「地域区分」の欄の「都道府県」と「市区町村」を入力します。
    そして、赤丸で囲んでいる「HEAT20地域補正」を「する」に選んで、「最寄りのアメダス観測所を選択」を押下します。すると、入力情報を基に近くの気象観測所の情報が表示されます。ここが自動で表示されることがとても便利です。

    ここから、最適な気象観測所を選ぶことになるのですが、その選び方も4つ挙げられています。これはHeat20のサイトには表示されていなかった、観測所を選ぶ方法が明記されたものです。選択方法は4つあって、

    「建設地からの距離」「建設地との標高差順」「暖房負荷順 [距離順3地点]」「暖房負荷順 [距離順4地点]」

    となっています。
    これはどこから選んでも良いことになっていますが、判断基準の例を以下にしめします


    建設地から最も近い観測所が明らかな場合は、「建設地からの距離」
    明らかに近い場所は分からないが、それなりに標高が高い場所であれば「建設地との標高差順」
    標高に差は無いが、近い観測所が3つほどある場合は「暖房負荷順 [距離順3地点]」、4つが近い場合は「暖房負荷順 [距離順4地点]」

    という基準で判断すると良いでしょう。

    ここでは大阪市なので、一番近い観測所が間近にありますので、「建設地からの距離」を選んでいます。そうすると「大阪」の観測所がほぼ直近であることが分かります。この場合は「大阪」を選ぶのがベストです。大阪を選んでクリックすると、以下の表示が表れます。

    青く四角に囲まれたのが出力結果です。大阪の場合、G2性能にするためにはUA値が0.46であれば良いことになります。これは通常の6地域の基準と同じですね。また、G3性能を見ると通常の0.26よりも断熱性能が低い0.29でも良いようです。

    更に、ここから仮に枚方をクリックした場合も見てみます。

    画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Lixil5.webp

    なんと同じ大阪府なのですが、枚方の観測所の気象条件であればG2にするためのUA値の目標は0.42となるのです。

    このように同じG2性能の住宅であっても、住む場所の気候条件によっては、違いが生まれます。
    ですので、これらのツールを使って、最適なUA値とすることが理想的と言えます。

    是非、家づくりの参考として下さい。