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『家族と育つ家』スペシャルよりもあたりまえの日々を大切に

石本(kicoriスタッフ) 石本(kicoriスタッフ)

Contents

    教員時代…

    こんにちは。石本です。

    今日は少し教員時代のことを思い出して…

    私には、小学校の教員をしていたときから肝に銘じていたことがあります。

    「子どもを行事で育てようとしないこと。子どもたちは日々の生活のなかで育っていくのだということを、忘れないこと」

    運動会や遠足、合唱祭…学校には無数の行事があります。それはそれで、節目を感じる重要なことだと思っているのですが、ともすればたくさんの行事に追われて、それに向けての練習や大きな舞台だけで子どもを育てようとしがちになります。

    でも、ほんとうに子どもが育つのは、大人から見ればとても些細な

    隣の席の友だちが「きれいな字だね。」って言ってくれたから、字を書くのが好きになったり

    さかあがりができなかった友だちが初めてできた瞬間に立ち会って、自分のことのように大喜びしたり

    育てていたミニトマトが実をつけたり、ケンカして仲直りしたり、工作に夢中になったり…

    数え上げればきりがないほど、その瞬間瞬間に輝いていた子どもたちの顔が浮かんできます。

    成長するということは、なんでもない毎日の積み重ねなんだなぁということを子どもたちから教えられました。

    そして家族も…

    教員をやめて家族が増えてから、家族も同じだなぁと思うようになりました。

    スペシャルなお祝いや旅行ももちろん大切です。その日のためにがんばろうと思えるご褒美は、日々の生活に刺激を与えてくれます。

    でも、子どもや家族が育つのはなんでもない日常。

    いつもお父さんにしてもらっていたことが、ひとりでできて嬉しかったとか

    お母さんがしんどそうだから、ちょっとサラダをつくってみたら喜んでくれたとか

    お兄ちゃんと勝負していたら、いつのまにか将棋が強くなっていたとか。

    大人も同じで、スペシャルな日のスペシャルな贈り物ひとつより、日々の小さな言葉のやりとりや、さりげないやさしさの積み重ねが家族を育てていくのだと思います。(できないことが多くて反省の日々ですが…^^;)

    そんな風に思ったとき、そんななんでもない日々をすごす「家」ってとても大切だと気付いたのです。

    子どもと家族にとって最高の環境を

    どんなところでも最低限の生活が守られていれば子どもは育ちます。

    そして大人にできることなんて実はほんのちょっとです。

    2018年8月に放送された「チコちゃんに叱られる」のなかで「わが子と生涯で一緒に過ごす実質の時間」は

    母親 約7年6ヶ月

    父親 約3年4ヶ月

    という内容がありましたよね。あまりの短さに衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。

    子どもたちは勝手に育ったような顔をして、ほんとうに勝手に育っていきます。

    それは間違いないけれど、どうせなら、とびきり楽しく満ち満ちた子ども時代をすごしてほしい。

    その時間は二度と戻ることがないということを知っている大人にできることは、その環境をちょっと整えてあげるくらいなんじゃないかと思うのです。

    家族にとって大好きなものに囲まれたとびきり素敵なお家に住むことが

    そしてそこで一緒に笑って泣いて、ときにはひとりの時間も大切にすごすことが

    子どもたちがのびのび育ついちばんの環境となるのではないかと思います。

    あたりまえの日々を大切に。

    生活に余裕をくれる家事楽動線があったり

    子どもの顔が見えるキッチンがあったり

    家族が集まりたくなるようなリビングがあったり

    ひとりしずかにすごせる場所があったり

    せっかくならこだわって、あたりまえの日々をすごす、とびきり素敵なお家づくりをしていただきたいなと思います。

    家族が育ち、家族の思い出とともに育つ家を一緒に考えさせてください。