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暖房機器はどんな器具が最適か?暖房費?最適な温度は何度?

太田(健康・高断熱住宅専門家) 太田(健康・高断熱住宅専門家)

Contents

    電気代、灯油代、ガス代で比較、最も安いのは?

    暖房には燃料が必要になります。一般的な燃料として、電気やガス、灯油が考えられます。
    そこで、まずは燃料の違いによる費用の差を考えてみます。

    単純に同じ熱量を得るための燃料毎の単価を比較します。
    2021年11月17日現在に確認出来る料金を使用します。

    電気代の試算:
    4人世帯で、1か月で500kWh使用すると想定。
    関西電力の従量電灯Aにて計算
    https://kepco.jp/ryokin/menu/dento_a/

    都市ガス代試算:
    1か月で32㎥使用すると想定。大阪ガス料金早見表にて計算
    都市ガス1㎥につき、45MJの発熱量とする。https://home.osakagas.co.jp/price/menu/general_rate/index.html
    https://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/shurui.html

    灯油の試算:
    経産省による2021/11/8の大阪府における店頭取引現金価格にて試算
    灯油1リットルにつき、37MJの発熱量とする。
    https://oil-stat.com/kerosene_shop/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C.html

    すると、単純な単価比較は

    灯油:都市ガス:電気 = 3:4:7

    となり、灯油が一番安いことになります。
    しかし、暖房費を計算するには単純にこれだけで比較することは出来ません。

    省エネ性能が最も良く、光熱費が安い暖房機は?

    省エネ性能の比較で暖房費が分かる。

    暖房費を比較するためには、その暖房機器の省エネ性能から計算することになります。この省エネ性能を示す数値として、COPと言うものがあります。

    COPは単純には、その機器が使った電気やガス、灯油のエネルギーでどれだけ暖められるかを示す数値で、COPが1であれば、1のエネルギーで1暖められるということになります。0.9であれば1のエネルギーで0.9暖められることになります。

    では、一般的な機器のCOPを見ていきましょう。

    機器名COP
    ホットカーペット1
    こたつ1
    灯油ストーブ0.98
    ガスストーブ0.98
    灯油ヒーター0.98
    ガスファンヒーター0.98
    セラミックヒーター1
    ハロゲンヒーター1
    エアコン5
    ガス温水式床暖房0.75
    ヒートポンプ式床暖房2.25(ヒートポンプCOP3と想定)

    さて、光熱費を考えるには原料コストでこの数値を割ってやると出てきます。
    すると、光熱費の差が分かってきます。
    蓄熱式のセラミックヒーターは夜間電力などの割安の電気を使う事が多いですが、今回は通常の電気を利用した場合としています。

    機器名運転コスト(円)
    ホットカーペット7.0
    こたつ7.0
    灯油ストーブ3.1
    ガスストーブ4.1
    灯油ヒーター3.1
    ガスファンヒーター4.1
    セラミックヒーター7.0
    ハロゲンヒーター7.0
    エアコン1.4
    ガス温水式床暖房5.3
    ヒートポンプ式床暖房3.1

    これを見ると、こたつやホットカーペット、セラミックヒーターやハロゲンヒーターに如何に光熱費が掛かるかが分かります。
    反対に、エアコンは驚異的に安いことが判明します。
    光熱費を節約した暖房をするためには、エアコンが最も適しているのです。

    エアコンが効かない?それは何故?

    エアコンがとても省エネで光熱費も安いことが判明しました。しかしエアコンは、効きが悪いとか、暖かくならないと言った経験をしたことがある人が大半を占めます。これは何故でしょう??

    この原因はどちらかと言うと、家の断熱性能が低いことが挙げられます。

    ファンヒーターやストーブのように燃料を燃やして暖めるタイプの暖房器具は数百度の熱を燃焼時点で発熱します。これに対してエアコンはせいぜい40℃程度の熱しか発熱しません。たので、断熱が不十分な家だと外部に熱が漏れていってしまうため、十分に暖めることが出来なくなってしまうのです。

    また、エアコンを使用した場合は足元が寒いと言った経験がある方も多いです。こちらも上記と同じ理由で、家の断熱性能が低いためにコールドドラフトが発生し、足元付近が冷たくなりやすいことが原因となります。

    ですから、エアコンで快適に過ごそうと思えば断熱性能が確保されていることが必要になります。

    浴室、トイレ、洗面所や脱衣所と言った本来、暖房を置くことが少ない場所まで暖めようと思うと、よりこの断熱性能が重要となり、断熱性能が十分に高いことでこれらの非暖房室の温度も寒くない程度に暖めることが可能となるのです。

    全館空調に用いられる暖房機器はどんなもの?

    全館空調が最近の流行ですが、これに使用される暖房機器はどんなものが多いでしょうか?調べていくと、殆どがエアコンを使った空調となっていることが分かります。やはり電気代や省エネ性能を考えたとき、全館空調においてもエアコンを選択されることが多いのです。

    おすすめの設定温度は何度?

     暖房において、必要な設定温度は何度でしょうか?

     ヒートショックを少なくし、健康安全に過ごすためには18度以上をキープすることが大切なのでした。

    <参照>ヒートショックは交通事故よりも怖い!健康安全に暮らせる住宅とは?

    また、ご高齢になればなるほど最適な温度は上がっていき、22度や23度程度にすることが求められるようになります。

    光熱費を抑え、快適で健康に暮らすために22~23度程度の温度を保ちたい場合は、高断熱住宅にした上で、エアコンで暖房を行う事が大切になります。