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断熱リフォームの費用対効果を考えた優先順位:窓、床、屋根、壁、どれから手をつける?

太田(健康・高断熱住宅専門家) 太田(健康・高断熱住宅専門家)

Contents

    政府はカーボンニュートラルの観点から2050年までに今建っている住宅全てをゼロエネルギー住宅とする目標を立てています。(あまりご存じない方も多いと思いますが。。。)
    そこで、現在では省エネ化のための断熱リフォームに対する補助金などが様々用意されています。

    とは言うものの、一言で断熱リフォームと言っても家の箇所事によってさまざまな手法が存在し、どこをどんな風に手をつけて良いか分からないというのが普通でしょう。

    そこで、今回は断熱リフォームについての最初に知っておくべきポイントと、どこから始めれば良いのかの費用対効果についてここで紹介いたします。

    【はじめに】断熱リフォームで得られる3つのメリット

    断熱リフォームは現在、政府にとっては省エネ性能を高める手段として、充填を置いたリフォームです。省エネ性能を高めると、住まい手にとっては光熱費が減り、ある一定のメリットがあります。

    しかし、それに対して建築費用が掛かるため、光熱費が減るだけでは大して大きなメリットが無い場合もあります。そこで、ここでは省エネを含めた3つのメリットについて紹介します。

    【メリット①】省エネ性能が高まり、光熱費が安くなる

    断熱リフォームを行うと、家の保温性が高くなり冷暖房が効きやすくなります。このため、断熱の程度によりけりですが、光熱費を抑えることが可能となります。冬場になると光熱費があがり秋よりも(実質の暖房費が)2~3万またはそれ以上高くなっているようであれば、かなりお得になります。

    【メリット②】冬のヒートショックや夏の熱中症予防に繋がる

    断熱リフォームを行うと、冬場に暖房をしていないトイレや風呂、廊下などの温度も上がります。このため、リビングや寝室との温度差が少なくなっていきます。高断熱にすると温度差が全くない住宅にも出来ます。このためヒートショックが発生するリスクが軽減されることになります。

    また、夏場にも冷房が効きやすくなるため、屋内での熱中症にかかる危険性が減ります。もちろん冷房無しにはできませんので、注意が必要です。

    風邪をひきにくくなり、大きな病気にもなり難くなるため、医療費削減効果も非常に高いです。

    【メリット③】夏も冬も快適!

    金銭的なメリットだけでは測れない、一番大きなメリットと言って良いでしょう。特に冬は寒くて動くのが嫌になった経験はありませんか?この嫌な思いから解放されるのですから、非常に大きなメリットと言えます。

    断熱リフォームの種類

    【窓断熱リフォーム】外からの冷気・暖気をシャットアウト

    窓から出入りする熱の量は、家の中で一番多くなります。ですので、断熱リフォームをするならまず最初に窓を優先的に行う事が普通です。また窓断熱リフォーム用の補助金も貰える場合がありますので、確認してみて下さい。
    また窓リフォームだけでも様々な種類があります。詳細は以下で確認して下さい。

    【参考】窓リフォームの選択肢:手軽から本格まで、3つの手法とその特徴、費用、メリットを徹底解説

    【床断熱リフォーム】足元からの寒さをなくす

    床は唯一、人体が直接触れる場所です。ですので、床が冷たいと体感的にはとても寒く感じます。
    実際に、床が冷たいとそうでない家よりも血圧が高くなると言うことも分かっており、床を断熱することでこの冷たさを解消することが可能です。

    【屋根・天井断熱リフォーム】頭上の暑さから解放

    特に夏場は、2階に上がると暑いと感じることがあります。
    これは、天井または屋根に断熱が無いまたは少ないためです。

    屋根に断熱する場合と、天井に断熱する場合の2パターンがありますが、費用をかけずに断熱する場合は、天井断熱がお勧めです。

    【壁断熱リフォーム】家全体の断熱を格段にアップ

    最もコストが掛かりますが、壁が断熱できるとかなり効果が高くなります。
    とは言え、既に住んでいる家の場合は家具をのけたり、既にある壁を外したり、相当な大工事となります。

    【優先順位の決め方】どれから断熱リフォームを始める?

    それでは上記で見てきた断熱リフォームですが、どこから優先すると良いでしょうか?
    下の表を参考にあなたの場合に当てはめてみて下さい。

    費用効果参考優先順位
    窓断熱リフォーム高い(窓1か所5~10万程度)
    利用できる補助金を確認
    高い
    床断熱リフォーム床下に潜れる場合は低い
    潜れない場合は高くなる
    高め
    屋根断熱リフォーム小屋裏に入れる場合は低め
    入れない場合は高くなる
    少し高い
    天井断熱リフォーム小屋裏に入れる場合は最も低い
    入れない場合は高くなる
    壁断熱リフォーム最も高い(200~300万程度)高め

    【ユーザー体験】断熱リフォームをした人々の声

    断熱リフォームをすると、温度以外にもメリットが出てきます。実際に断熱リフォームされた方の声を聴いてみると、意外な効果も確認されました。

    外の音が気にならなくなった!
    通常、外部の音の多くは外と通じる穴や窓ガラスから伝わって入ってきます。
    窓断熱リフォームによってこの大きな音が気にならなくなったという事例が出てきます。

    カビがあまり見られなくなった!
    リフォーム前は冬場の結露が酷くて、タンスの後ろや押し入れの中などにカビが映えてしまって、そのままになっているケースが見られます。断熱リフォームをすることによって、結露が減ったことでカビの発生が減った事例があります。

    弱っていたペット(犬)が元気になった!
    リフォーム前はずっとじっとしていたペットの犬。年のせいかと諦めていたようですが、断熱りふぉむをすることで冬でも暖かくなり、元気に活動するようになったとの事です。快適性は人間だけでなく動物にも分かるようです。

    【まとめ】断熱リフォームの費用対効果を最大限に引き出す方法

    断熱リフォームにも様々な手法があります。今回は箇所別に紹介しましたが、代表的なものだけしか紹介していません。特に壁のリフォームは少しでも費用を抑えるために色々な施工方法が編み出されています。

    とは言うものの、表で紹介した費用感や効果は大きく変わりません。
    予算に合わせたリフォーム計画の参考として下さい。