年間施工棟数を制限している理由
キコリの家づくりへの思い
キコリでは年間施工棟数を15棟に制限しています。
その理由をご説明します。
それは何よりも、お客さまと一緒に丁寧な家づくりをしたいから。
キコリの注文住宅づくりは、細かくお客さまのご希望を聞き取りながら打合せを重ね、社内でも数えきれないくらい話し合い、建築中も現場で職人さんと一緒に美しいおさまりを検討しながら仕上げていきます。
棟数を制限せず、数だけを求めてたくさん施工していくと、必然的に一棟一棟にかけられる時間は少なくなっていきます。現場の管理は疎かになり、結果として、お客さまからのキコリへの期待に応えることができなくなってしまいます。
また、キコリは家づくりに関わる職人さんや業者さん全て、信頼できる方だけに依頼しています。
それは、私たち自身が家づくりが大好きで、どの家もより良いものにしたいと思っており、その思いを共有できる人と仕事をしたいと思っているからであり、人は誰しも好きな人のためには良いものをつくるということを信じているからでもあります。
特にキコリの家はそれぞれにこだわり抜いた家ばかりで、おさまりひとつとっても大工さんから手間がかかると苦笑されるほど。お施主さんにも気付かれないような細かいところにこだわることもままあります。
それでも、みんなで良いものをつくろうという気持ちのある職人さんが集まることで、一棟一棟の家のクオリティを上げ、ひいてはお客さまにとってより良い住まいをお渡しすることに繋がると信じています。
「デザインが好き!」と言って来てくださるお客さまも多いのですが(そしてそれもとても嬉しいことなのですが^^)実は目に見えないところの仕様にこそこだわっており、出来上がると見えなくなるようなところ(基礎や断熱材やボードなど)の美しさこそ、大切にしていたりします。
だからこそ、注文住宅でも規格住宅でもマンションのリノベーションでも、急ごしらえで探してきた職人さんは決して使わないというのが信条としてあります。(仮に突然言われても、キコリの指示は細かすぎて施工できない職人さんも多いかと思います。)
つまり、どの家のことも、関わったからには一棟残らず大切にしたい!と思うと必然的に一年間に施工できる棟数は限られてしまうのです。
何よりもキコリを選んでくださったお客さまとの信頼関係を大切に、丁寧に家づくりをしたい。
キコリに来てくださったからには、家づくりという人生のなかでも大きなイベントをめいいっぱい楽しんでいただきたい。
ひとりでも多くの方にキコリのお家でお住まいいただきたい!という思いはいつも心のなかにありながらも、年間棟数を制限させていただいている理由です。