高断熱住宅でどのように生活が変わるのか?
高断熱住宅というと、温度が寒くなりすぎず、暑くなりすぎないため快適になるイメージがあります。
しかし、実際に高断熱住宅に住んだ経験がある人にとっては、その他にも様々な生活の変化を感じるようです。
実際に住んでいる人に対して行われたアンケート調査の結果を元に、暮らしがどのように変わるのかを紹介します。
女性の住まい手が感じる生活の変化
第10位 行動量が増えた
これは、特に冬場に感じる事が多いと思います。
元々、寒い家に住んでいた場合、冬場はコタツでじっとしていると言う生活をしていた人も少なからずいるはずです。
このような生活を送っていた場合は特にこの変化を感じるはずなのですが、暖かい家になると寒さを感じないが故にじっとしていることが減ります。このため行動量が増えるといった変化を感じる人が出てくるのです。
第9位 コミュニケーションが円滑になった
高断熱住宅の家になると、冷暖房のためにわざわざ部屋を細かく仕切るという事が必要なくなります。
ですので、吹抜けや開放的な勉強スペースを設けたりするプランが多くなります。
このため空間的な繋がりが良くなるため、家族の声が届きやすくなります。
例えば、最近のプランニングではリビング・ダイニング・キッチンを仕切って別々にするようなことは殆どありません。これと同様に、玄関とリビングの間に扉を設ける必要もほとんどなくなり、また階段も廊下にもうけるようりもリビングに設けるケースが非常に増えています。このような間取りの変化がコミュニケーションの円滑化に繋がっているのです。
第8位 体調を崩しにくくなった
特に冬場は、寒い機会が減ると体温が高く維持されるため、体の抵抗力が上がります。
この結果、風邪をひきにくくなったり、その他の病気にもかかり難くなります。
手足の冷えがましになったり、腰痛がましになったりと、人によって効果はさまざまですが体調維持のためには寒い状態を減らすことが大切で、高断熱住宅であればこれが容易に実現できます。
第7位 育児が楽になった
特に子供が小さな頃は、夜中に起こされることがよくあります。
眠い状態であれば誰でも楽なことではありませんが、これが更に部屋が寒いとなると更に辛くなります。家の中が暖かいとこのような辛さの軽減にも繋がるのです。
第6位 家に人をまねく機会が増えた
これは、高断熱住宅だけに限った話ではありませんが新しく家を建てた場合、従前の住まいよりも家自体が広くなっていることが殆どです。まして仕切りが多く無くて開放的な家になった場合、人を招きたくなる気持ちになる人もきっと多いことでしょう。
第5位 光熱費が下がった
高断熱住宅になると、基本的に24時間冷暖房をしていても光熱費はそれほど高くなりません。
逆に高断熱住宅になっても、元々暖冷房をそれほど使っていなかった家族の場合は、殆ど冷暖房をしないと言うケースもあるようです。
光熱費の下がった額は異なるにせよ、光熱費が下がったと言う実感がある人は多いようです。
第4位 寝起きが楽になった
夏は熱帯夜と言われるほどに寝苦しい夜があります。高断熱住宅の場合、このような暑いよるでも寝苦しく感じる事は殆どありません。
また、冬でも同様に朝目覚めると寒くて起きるのがおっくうになるようなこともありませんし、夜トイレに起きた場合でも寒くて凍える思いをすることも無くなります。
第3位 ストレスが減った
ストレスには広い意味があるので、ここではその人が心理的にどう感じているかを指しているのですが、開放的で温暖な空間にいると、ゆったりとした快適で健やかな時間が過ごせると感じれるのでしょう。
第2位 家で過ごす時間が長くなった
とにかく寒い日は家の外にいる方がまだマシ!というくらい寒い家だった場合は特にこのようなことがあるでしょう。
そうでなくても友人を招く機会が増えたりすれば自然と家で過ごす時間が長くなるでしょうし、心地の良いことで家の外に行きたくなる気も減り、家でゆっくり過ごしたくなるという事にも繋がると言えます。
第1位 家事が楽になった
女性の中での生活の変化が一番大きく感じるのが家事が楽になったという事です。
特に寒い場所の代表ともいえる脱衣所やキッチンでの作業が楽になり、キッチンでの異様な夏の暑さからも解放されます。
また、高断熱住宅では冬場は家の中で洗濯物を干す場合も多く、寒い中わざわざ外に出て洗濯物を干すと言った機会も殆ど無くなります。
男性の住まい手が感じる生活の変化
男性の住まい手においても、殆ど同様の暮らしの変化を感じるようです。
男性は特に、「家で過ごす時間が長くなった」「ストレスが減った」「光熱費が下がった」
と言ったことに変化を感じる人が多いようです。
このように、単に暖かくなると言っても様々な効果、体感があることを知って頂けたらと思います。