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■『家族と育つ家』家づくりのなかで子育て環境について考えたこと②

石本(kicoriスタッフ) 石本(kicoriスタッフ)

Contents

    こんにちは。石本です。久々のブログになってしまいました。

    その間に第二子を授かり、もうすぐ二児の母です。

    子どもがいない中での家づくりで、子どもについて考えたことを書こう!と思って始めたブログですが、せっかくなので子育てをしながら実際にどうだったのか、についても一緒に考えてみたいと思います。

    ということで前回の続きを…

    その3。お風呂を少し大きく。

    標準サイズの1616を1618に。洗い場スペースを少し広くしました。子どもと一緒に広々お風呂に入りたかったから。理由はそれだけですが、新生児期の沐浴も楽々でした。今1歳半の娘との入浴ももちろんですが、これから産まれてくる子どもと3人で入るのも楽々の広さで安心です。

    仕事をしながら子育てをしていると、夕方職場から急いで帰宅(保育園お迎え)→夕食の支度→夕食→(夫に片付けは任せて)少し遊んだら→お風呂→就寝…と、バタバタと日々が過ぎていき、なかなかゆっくり子どもと触れ合う時間がとれないのが現実です。保育園のママ友のひとりは「お風呂で子どもたちとたくさん遊ぶよ!(お風呂で遊ぶと疲れてすぐ寝てくれるというメリットもあるし)」とも言っていました。ゆっくりスキンシップがとれるお風呂の時間が大切だなぁと思う日々です。

    その4。居場所をたくさん作りました。

    まずは夫婦ふたりしかいなかったので、私たちにとっての心地よい居場所を家中につくることを考えました。

    私は本が好きなので、どこでも本が読める家というのが絶対だったこともあります。

    広い土間スペースにハンモックとソファ。キッチン前にカウンターデスク。大きなダイニングテーブル。和室にこたつ。リビングに長椅子。縁側。2階にはこもれる書斎、秘密基地のような屋根裏部屋(収納も兼ねて)。

    これだけ居場所を作っておけば、子どもも自分で好きな場所を選んで遊んだり、勉強したり、するでしょう。という気持ちです。

    小学校で仕事をしていたときも、子どもたちは席替えが大好き。外に出て観察したり、円になって音楽をしたり。環境が変わることで子どもたちにとって刺激になり、その刺激が学ぶ意欲のスイッチを入れてくれる場面をたくさん見てきました。

    子どもが1歳半になった今も、特にベビーゲートはつけず(必要に応じて今後つけるかもしれませんが)家中を好きなように歩き回って遊んでいます。おかげで何でも触ってくれるのでさすがに危ないものは片付けていますが、引き出しを開けたり、閉めたり、椅子に登ったり、降りたり…そんな些細なことが彼女の生活の刺激になってくれているといいなと思っています。すでに1歳半にして、お気に入りの場所がいくつかあるようです。

    「勉強するのはここで」「遊ぶのはここで」とついつい大人は決めてしまいがちですが、どこで遊ぶか、どこで学ぶか、自分の居場所を子どもにゆだねてみるのも面白いかなと思っています。

    その5。とは言っても自立のための収納スペースは作る。

    とは言いつつも、混沌のなかでは子どもたちはなかなか自分で動く習慣はつきません。

    教員時代を思い返しても、教室をつくるときには、どこに、どういう風に物を配置すると子どもたちが自分たちで使い、片付け、管理していけるかをクラス開きの前から考えていました。子どもたちが、ここは自分たちの場所だから、自分たちで綺麗に使おう!と思えるような仕掛けを考えていくのです。

    家での収納も同じです。「ここはあなたの場所」とスペースを作ること。作ったら、使いながら、子どもと一緒にどうしたらうまく使えるかを考えていくこと。(委ねすぎると、しばらく見ていない机の中のようにぐちゃぐちゃになる可能性も…)

    そのためには、個室の中よりは、少しパブリックな場所に収納があるほうがいいかなと思います。例えば保育園・幼稚園・学校セットはシューズクロークの中に。ファミリークロークの中には子ども専用の収納棚をつくるなど…。「この棚はあなたの棚ね」と子どもにゆだねながら、一緒に使い方を考えていけるといいなと思っています。

    とはいえ、家づくりをしていたときはまだ子どもを授かるかどうかわからなかった時期。土間に本棚を作り付けてもらい、そこにゆくゆくは子どもの荷物を収納できるような高さで棚を入れてもらいました。

    あげだすと、まだまだ…と思い出してきますが、とりあえず今回はこのへんで。

    次回は働きながら子育てをしつつ「家」について思うことを書いてみたいと思います。