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2024年度のZEH普及率

太田(健康・高断熱住宅専門家) 太田(健康・高断熱住宅専門家)

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    2025年も終わりを迎えようとしています。2030年の新築住宅を全てZEHにするという政府目標に向けて、毎年その普及率を公表しているのですが、2024年度の普及率についても発表が行われました。今回はその推移をみていきたいと思います。

    ZEHの普及率は3割に到達

    下記の普及率は、注文住宅だけではなく、建売住宅なども含めた世の中全体の戸建て住宅の普及率になります。2024年度は全体で104,886戸となり、このうちZEHシリーズと呼ばれるZEH、NearyZEH、ZEH Orientedが占める割合は30.5%です。(10月末時点)。注文住宅だけの場合は42.6%、建売住宅においては8.6%となっています。注文住宅だけみると、ZEHは4割以上にも達しています。

    大阪だけに絞ってみると、注文住宅で34.9%、建売住宅で6.3%となっています。注文住宅だけに限ってみると、3件に1件はZEHになっています。

    また、ここ数年での全体の伸び率も高く、2021年から、4ポイント、5ポイント、3ポイントの伸びとなっています。このままの伸びでいくと、ZEHが義務化される直前には普及率が50%程度となり、その翌年に義務化が実施されるといった流れになると思われます。

    補助金が貰えるのは義務化前まで?

    現状、ZEHにする場合は補助金が国から支給されています(補助金は早い者勝ちなので、全てのZEHと言う訳ではないですが。)しかし通常義務化された場合は、ZEHが最低基準の扱いになるため、補助金が支給されることは無くなると考えられます

    このことから考えると、今の内にZEHにしておくことは補助金の面でも得すると言えそうです。
    因みに、ZEHに掛かる費用感については、以下で解説しています。

    <参考>これで安心ZEH相当の設備仕様
    ZEHにするためにあなたはどこを妥協しますか?

    ZEHする場合は、G2(断熱等性能等級6)以上が最も多い

    下表にあるように、ZEH水準の住宅にする場合、ギリギリZEHの基準に達した住宅すると言うよりは、断熱性能をしっかりと確保して、G2(断熱等性能等級6)以上にする住宅の割合が最も多くなっています。つまり、折角ZEHにするのだから、断熱もしっかりしてしまおうとする人が多いと言う事です。

    実は、これは光熱費や健康安全性的にも理に適っていて、使うエネルギーを抑えるだけでなく快適性の向上にも配慮した場合は、寧ろ断熱をしっかりとした方が良いため、このブログでもお勧めしてきた仕様です。

    ZEHZEH+ハイグレード無ZEH+ハイグレード有
    令和6年度のBELS申請の内訳28.3%31.3%42.0%

    ここで、
    ZEH+ハイグレード無 : 従来のZEH+で、従来は断熱要件が必須ではなかった。
    ZEH+ハイグレード有 : 断熱等級6と同等のUA 値の取得 および 一般住宅と比較して30% 以上の一次エネルギー消費量の削減
    とした住宅となっています。ZEH+ハイグレード有仕様は、以前お伝えしたGX ZEHと言う、新しいZEH基準と一致しています。

    <参考>ZEH+ハイグレード仕様と、断熱等性能等級について
    新たな省エネ制度が開始されます
    新しいZEHのGX ZEHが定義されました

    このように見ていくと、省エネ性能に富んだ設備としっかりとした断熱がセットであることが徐々に認識されてきた表れだと思われます。

    この内、大阪や東京と言った地域(5,6,7地域)でのZEH+ハイグレード有の場合の実際のUA値の分布を見てみると以下となります。

    断熱等性能等級6以上の割合になりますが、86%が断熱等性能等級7(UA値0.26以下)に満たないUA値となっていて、断熱等性能等級6(UA値 0.26超~0.46)が最も割合が多いことが分かります。

    実際にZEHに住む人のおすすめポイント

    最後に、実際にZEHに住む人にとってのおすすめポイントを紹介しておきます。
    ZEHに実際住んでみて、「ZEHを薦めたいと思う」とした回答は91.5%にも達しています。
    ZEHに満足している人が多いようです。

    この中で、どの点がお勧めポイントだったかを整理したものが以下です。

    やはり、最初に挙げられているのが光熱費の安さです。7割近い人が実感しているようです。
    また、快適性とも言える、部屋間の温度差が小さくて過ごしやすいと感じている人も4割程度いるようです。これがZEH+ハイグレード有の割合とほぼ同じことから、断熱性能を高めた人がこのように感じている可能性が高いと言えるでしょう。

    まとめ

    ZEHの普及率は年々上昇し、その中でもハイグレード有の断熱性能がG2(等級6)程度の断熱を確保した住宅が最も多いことが確認できました。

    補助金が貰える可能性があることも考えると、ZEH仕様にして断熱等性能等級6程度にしておくことが非常にお勧めと言えそうです。